POD書店
POD出版は、POD書店および取次店が「印刷・製本・配送費」を負担する形をとっており、希望小売価格の範囲内で、それらの費用と手数料等を回収するモデルで出版しています。弊社にてPOD出版した書籍は下記の三つの書店にて販売することができます。
本の体裁について
・製本方法は、ペーパーバックのみでカバーは付きません。表紙は4色カラーで印刷されます。
・本文は、モノクロまたはカラーのどちからになります。1ページでもカラーがあれば全ページカラー扱いになります。
・CDやDVD、付録つきの書籍は作れません。
左:クリーム色 | 右:ホワイト色
左:モノクロ写真 | 右:カラー写真
PODは表紙のみ。カバーや見返しは付きません。
左:PODはバーコードのみ。| 右:従来の紙本の表記
各書店の取扱可能な版型や条件等
Amazon、楽天ブックス、三省堂書店はそれぞれ異なる印刷・製本方法をとっているため、本の出来上がりの状態が異なります。同一書店で同じ本を注文された場合でも印刷時期により質感が異なる場合があります。
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Amazon |
楽天ブックス |
三省堂書店 |
本文モノクロ 紙色 |
クリーム/ホワイト
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クリーム/ホワイト
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ホワイト
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本文カラー 紙色 |
ホワイト
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ホワイト
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ホワイト
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最小ページ数 |
24頁
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16頁
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24頁
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最大ページ数 |
モノクロ:750頁 カラー:500頁
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モノクロ:1000頁 カラー:1000頁
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モノクロ:800頁 カラー:634頁
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最小ヨコ×タテ(mm) |
102×165
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105×148
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70×128
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最大ヨコ×タテ(mm) |
210×296.9
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210×297
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210×297
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著者へのお支払い
PODで出版された場合には、本の実売部数に応じて印税(原稿料)をお支払いいたします。他社に比べて、高い料率を設定しています。
希望小売価格の18%を印税(原稿料)として著者へお支払いいたします。
[希望小売価格]×[18%]×[実販売部数]が著者へお支払い総額になります。
PODのメリット/デメリット
POD出版には初期費用を抑えられるという大きなメリットがあるため、良いところだけが注目されがちですが、通常の紙の出版に比べると劣る点やデメリットもあります。それらをご納得の上でPOD出版するのであれば、ご満足いただけると思います。
メリット
- 印刷、製本部分の費用負担がないため初期費用が安い。
- 大手ネット書店のAmazonおよび楽天ブックス、三省堂書店で取り扱われる。(※弊社の場合)
- 完全受注生産のため、在庫保管も在庫切れもない。
- 内容の変更や改定が比較的容易(データを修正して、再登録することで対応できる)
デメリット
- 各POD書店が決めている規定の用紙と紙厚になる。
- カバーや帯、見返しが付けられないぺーバーバックの製本のみ。上製本は不可。
- デジタル印刷機を使ったトナー印刷のため、印刷品質がオフセット印刷に比べて劣る。
- CMYKの4色印刷のため、特色は使えず、カラーの微妙な色味は再現できない場合がある。
- 購入できるのはPOD書店のみ。一般の書店では販売、購入できない。
- 書籍には、価格は記載されない。
- ページ数、カラー有無に応じて、最低希望小売価格の設定がある。